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2024.11.01
お口の健康
親のタバコで子どもがむし歯!?
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喫煙によってむし歯のリスクが高まる可能性があることはご存知でしょうか?
この影響は喫煙する本人だけでなく、受動喫煙として周囲の人に影響を及ぼします。
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タバコ煙により口腔の細菌や細菌叢が変化することが示唆されています。煙の中のニコチンが、虫歯菌のS. mutans の増加や成長を促し、バイオフィルムの形成や代謝を活発にします。
ここで問題です。喫煙者が吸う煙を「主流煙」、火のついたタバコからでる煙を「副流煙」と言います。ではどちらが体に悪いのでしょうか?
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答えは、副流煙です。
なんと、一酸化炭素が主流煙の5倍、ニコチンが主流煙の約3倍となります。
その原因は、主流煙は、有害物質の多くが完全燃焼するのに対し、副流煙は不完全燃焼だから有害物質が多く残ってしまうのです。喫煙者だけでなく喫煙者の周りにいる人にもリスクがあるのです。
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喫煙と子どもの因果関係を調べた研究があります。
ニコチンが体内に入るとコチニンという物質に変化します。このコニチンを指標として、幼稚園児の尿を採取し、受動喫煙の影響が調査されました。
その結果、両親が1日20本以上喫煙する場合、喫煙しない家庭の子供に比べて、尿中コチニン濃度が60倍以上に達することが分かりました。また、両親の喫煙本数が増えるほど、その濃度が高くなる傾向が見られました。
つまり、両親が喫煙によって、副流煙が子どもの体内に取り込まれていることが示されたのです。
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この記事を読んでお子様への影響を心配された方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今一度、喫煙について考えてみませんか?

参考文献・世界最強の歯科保健指導 上巻(クインテッセンス出版) 歯科口腔領域におけるタバコの 影響と禁煙支援をめぐる最近のトピックス 小島美樹 日本歯科医師会雑誌 Vol. 75 No. 1 2022-4







