ブログ・お知らせ
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「最近はむし歯って減ってるんじゃないの?」
そう思っている人、多いと思います。
確かに、子どものむし歯はこの数十年で大きく減りました。
フッ素や歯みがき習慣の普及が大きな理由です。
でも実は——
社会全体で見ると、むし歯の患者はむしろ増えています。
その最大の理由が「高齢化」です。
昔は年をとると歯を失う人が多く、むし歯になる歯自体が少なくなっていました。
しかし今は違います。
歯科技術の進歩に加え、予防意識が社会全体に広がったことで、
高齢になっても自分の歯で生活できる人が増えています。一見良いことですが、その分「むし歯になる歯」も増えます。
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特に高齢者では、
・歯ぐきが下がることでできる「根面むし歯」
・治療した歯のむし歯の再発(再びできるむし歯)
など、若い頃とは異なるタイプのむし歯リスクが高まります。

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こうした変化に加え、超高齢化社会となり高齢者の人口自体も増えています。
その結果、むし歯になる可能性のある歯を持つ人が増えています。
つまり、1人あたりのむし歯は減っているのに、社会全体では患者数が増えている、という現象が起きているのです。
むし歯は、歯を長く残せるようになった今、
「一生付き合う病気」として考えることが重要です。
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■ こんな方は要注意です
✔ 最近、歯ぐきが下がってきた
✔ 冷たいものがしみることがある
✔ 昔治療した歯が多い
✔ 最後の歯科受診が1年以上前
ひとつでも当てはまる方は、
👉知らないうちにむし歯が進んでいる可能性があります。
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■むし歯は「早めの対応」がいちばん効果的
むし歯は初期の段階なら、
● 削らずにコントロールできることができる病気です。
だからこそ大切なのは、
● 「定期的なメインテナンスをうけること」。
痛みが出てからではなく、
● 変化が小さいうちに気づくことが重要です。
当院では、
・むし歯リスクのチェック
・年齢に合わせた予防ケア
・高齢者のむし歯(根面むし歯)対策 を行っています。
気になる方は、お気軽にご相談ください。
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【参考資料】
・WHO「Global oral health status report(2022)」
・J Dent Res(2013)口腔疾患の世界的負担
・厚生労働省 歯科疾患実態調査
・日本歯科医師会 8020運動資









