
ブログ・お知らせ
2025.02.19
お口の健康
エナメル質形成不全
-
エナメル質形成不全は日本の子供の10〜20%に認められるとの報告があります。
※エナメル質形成不全とは、エナメル質(歯の一番外側を覆っている硬い組織)がうまく作られない状態のことを言います。歯の表面に白い模様や茶色や黄色の変色などが見られるのが特徴です。

現在、発生原因の特定はできてはいませんが、歯や骨の形成に重要なカルシウムやリン、ビタミンKやビタミンDをバランス良く食事で摂取し、活性型ビタミンD合成に必要な適度な日光浴を行うなど、健康的な生活をおくることが予防になると言われています。
-
またエナメル質が脆弱で虫歯や知覚過敏になるリスクが高いため、歯科医院と家庭での適切な管理が必要です。
軽度の場合は、適切なブラッシング、フッ化物使用、シーラント、歯面コート材にて徹底した虫歯予防と知覚過敏対策を行います。
歯の広範囲にエナメル質形成不全が存在し、咬む力で歯が欠けてしまうような状態では、金属にて歯が割れないように保護する必要もあります。
-
エナメル質形成不全は早期に発見し定期的なメインテナンスを受け続けることが重要です。
お子様の歯に異変を感じた際は、早めに歯科医院に相談しましょう。
-
参考 急増するエナメル質形成不全の最新知見 歯界展望 Vol.136 No.6 2020-12
最近のブログ記事
カテゴリー
過去記事