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2026.07.22
お口の健康
「最近、口が渇く」「言葉がうまく出てこない」

「最近、口が渇く…」
「言葉がうまく出てこない…」

そんな変化を感じることはありませんか?

年齢のせいと思われがちですが、実は“心のストレス”が関係している可能性があります。

徳島大学の研究で、口の機能の低下とストレスとの関連が報告されました。

研究内容

徳島大学の研究チームが、65歳以上の高齢者54名を対象に、
「お口の健康状態とストレスとの関連」について調査を行いました。

研究では、お口の機能の衰えを簡単にチェックする
「OF-5」という質問票を使用しました。

また、心理的ストレスを評価するために、
「SRS-18」や「K6」などの専用アンケートも使用しました。

さらに、それらの結果と体に現れるストレス反応との関連を調べるために、
「唾液・爪」を採取して評価・検討を行いました。

「自分で感じるストレス」と
「体に現れるストレス」の両方を調べた点が、この研究の特徴です。

研究でわかったこと

「口が渇く」と感じる方

ストレスホルモン(コルチゾール)が高く、
心の健康スコアが低い傾向がみられました。

「言葉がうまく出にくい」と感じる方

  • 不安
  • 気分の落ち込み

の傾向が強くみられました。

これらは、年齢や性別に関係なく確認されています。

「オーラルフレイル」との関係

今回注目されたのは、オーラルフレイル

と呼ばれる、お口の機能の衰えです。

例えば、

  • 歯の本数が減る
  • 口が乾く
  • 飲み込みにくい
  • 発音しづらい
  • 食べにくい

などの症状が含まれます。

研究では、こうした衰えが
心の健康とも関係している可能性が示されました。

今日からできること

お口の変化を見逃さない

  • 口が渇く
  • むせやすい
  • 飲み込みにくい
  • 発音しにくい

など、小さな変化に気づくことが大切です。

定期的に歯科検診を受ける

お口の小さな変化は、自分では気づきにくいこともあります。

最低でも1年に1回は定期検診を受けましょう。

オーラルフレイルの早期発見や、お口の健康維持につながります。

またそれは、心の健康維持にもつながる可能性があります。

会話や食事を楽しむ

「話す」「噛む」「食べる」ことは、
お口の機能維持につながります。

また、人との会話、趣味、食事の時間など、
自分らしく毎日の生活を楽しむことも大切です。

そうした日々の積み重ねが、
お口だけでなく、心と体の健康維持にもつながっていきます。

今後の研究に期待

今回の研究では、
「ストレスが口の不調につながるのか」
それとも
「お口の機能低下が心の不調につながるのか」
までは明らかになっていません。

ただ、お口と心の健康が深く関係している可能性が示されたことは、とても重要なポイントです。

今後、さらに研究が進むことで、予防や早期発見につながる新しい知見が期待されています。

参考文献

1.須磨紫乃,三木かなめ,一ノ宮実咲,北村美渚,片岡宏
「高齢者における口腔の健康と主観的・客観的ストレス評価との関連」
徳島大学大学院医歯薬学研究部予防歯学分野・口腔保健福祉学分野・地域医療福祉学分野
『口腔衛生学会雑誌』第76巻 増刊号,2026年4月.

診療時間

※最終受付は診療時間の30分前(予約制)です


駐車場あり 川崎市宮前区神木1-5-2

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