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2026.07.07
お口の健康
ウルトラファインバブルとは?歯科医院での活用と研究の現状

当院では、院内すべての水道水にウルトラファインバブルを導入しています。

「ウルトラファインバブルとは何か」「歯科ではどのような研究が行われているのか」を、現在の科学的知見に基づいてご紹介します。

ウルトラファインバブルとは

ウルトラファインバブル(Ultra Fine Bubble:UFB)は、直径1μm(1,000分の1mm)未満の極めて微細な気泡です。国際標準化機構(ISO)では、この大きさ未満の気泡を「ウルトラファインバブル」と定義しています。[1]

ウルトラファインバブルは、日本発の技術として世界をリードしてきました。現在では、医療だけでなく農業、水産業、食品、工業、環境分野など幅広い分野で活用が進んでいます。[2]

一般的な気泡は水中をすぐに浮上して消失しますが、ウルトラファインバブルは極めて小さいため、水中に長時間存在できることが特徴です。また、比表面積が大きく、水中のさまざまな物質と接触しやすい性質を持っています。[1]

ウルトラファインバブルの主な作用

現在の研究では、ウルトラファインバブルには次のような特性が報告されています。

  • 汚れや細かな隙間まで届きやすい洗浄作用
  • バイオフィルムへの作用(形成抑制や洗浄補助が研究されています)
  • 酸素やオゾンなどの気体を効率よく水中に保持する作用
  • 物質との接触効率を高める作用 [1-3]

さまざまな分野で広がる活用

これらの特性を生かし、ウルトラファインバブルはさまざまな分野で利用されています。

医療、農業、水産業、食品産業、工業、環境分野などで応用が進められており、水耕栽培、養殖、食材洗浄、精密部品洗浄、排水処理などにも活用されています。[2]

歯科領域での研究状況

歯科領域でも、ウルトラファインバブル水の応用に関する研究が進められています。

矯正患者を対象とした研究では、ウルトラファインバブル水が蒸留水などの対照群と比較して、矯正装置周囲のプラーク除去を補助する可能性が報告されています。[3]

また、オゾンを含むウルトラファインバブル水については、歯根膜線維芽細胞への影響、カンジダ・バイオフィルムの初期形成、口腔・上気道関連細菌への作用などを調べた基礎研究があります。[4-6]

当院の取り組み

当院では、院内すべての水道水をウルトラファインバブル水としています。さらに、この水を用いて高濃度オゾン水を生成し、診療環境の清潔維持に役立てています。

ただし、これらの研究結果は、当院での運用効果を直接証明するものではありません。当院では、ウルトラファインバブル水やオゾン水を過信することなく、標準的な感染対策や器具管理を基本としたうえで、院内環境をより清潔に保つための取り組みの一つとして導入しています。

歯科医療の質は、一つの特別な技術だけで決まるものではありません。日々の診療の中で、「少しでも良いと考えられること」を一つずつ積み重ねることが、患者さんにより安全で安心できる診療環境につながると考えています。

診療時間

※最終受付は診療時間の30分前(予約制)です


駐車場あり 川崎市宮前区神木1-5-2

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