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「奥歯の一番奥がズキズキする…」
「これって親知らず?でも様子見でいいの?」
このようなお悩みはありませんか?
親知らずの痛みは突然強くなることがあり、日常生活に支障が出ることも少なくありません。
さらに、一時的に痛みが引いても根本的には悪化しているケースも多いのが特徴です。
この記事では
・親知らずが痛くなる原因
・今すぐできる対処法
・歯医者に行くべきタイミング
を分かりやすく解説します。
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■親知らずとは?
親知らずは、おおむね16~20歳以降に一番奥に生えてくる永久歯で、第3大臼歯と呼ばれます。
ただし現代人は顎が小さく、親知らずが生えるための十分なスペースがないことが多く、
・斜めに生える
・横向きに埋まる
といった状態になりやすいのが特徴です。
さらに、生えてきても一番奥にあるため歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすい歯でもあります。
そのため、さまざまなトラブルが起きやすい歯といえます。
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■親知らずが痛くなる4つの原因

① 歯ぐきの炎症(智歯周囲炎)
親知らずが生えると、隣の歯や歯ぐきとの間に隙間ができます。
この隙間は歯ブラシが届きにくく、汚れが溜まりやすい環境となります。
細菌の増殖により歯ぐきが炎症を起こし、痛みを発します。
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② 生えるときの圧迫
親知らずは生えるときに歯ぐきや隣の歯を押します。
また、歯が出てくる際に歯ぐきを突き破るため、その過程で痛みを感じます。
まっすぐ生えてくれば痛みは落ち着くこともありますが、
斜めや横向きの場合は痛みが続くことがあります。
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③ 虫歯
親知らずは一番奥にあるため歯ブラシが届きにくく、汚れが残りやすい歯です。
そのため気づかないうちに虫歯が進行し、神経まで達して痛みが出ることがあります。
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④ 親知らず周囲への感染の拡大
虫歯や歯周病の細菌が周囲の組織に広がることで炎症が起こり、痛みが生じます。
場合によっては、腫れが広がることもあります。
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■ 今すぐできる応急処置
※ここで紹介する方法は痛みを一時的に和らげるものであり、原因を治すものではありません。
すぐに歯医者に行けない場合は、以下を試してください。
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● 市販の鎮痛剤を服用する
ロキソニン(60mg)などの鎮痛剤を服用することで、一時的に痛みを緩和できます。
※用法・用量を守り、5〜6時間以上間隔をあけて服用してください。
※空腹時の服用は避け、持病のある方や服用中の薬がある方は注意してください。

ロキソニンが使えない場合
カロナール(アセトアミノフェン)などの鎮痛剤を検討します。
・1回300〜500mg、通常は1日最大1500mg(市販薬)までが目安
・胃への負担や副作用が比較的少ない。
・ロキソニンなどのNSAIDsで喘息が出る方(アスピリン喘息)の場合でも使用できることが多いです。
・妊娠中や高齢者にも比較的安全性が高いとされています。
※ただし、効果はロキソニンよりやや弱い傾向があります。

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● 頬の外側から冷やす
冷たいタオルや冷却シートで、10〜15分程度を目安に頬の外側から冷やすと炎症が和らぐことがあります。
※保冷剤は直接当てず、必ずタオルで包んでください。
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● 親知らずの周りをやさしく清掃する
汚れを取り除くことで細菌が減り、炎症が落ち着くことがあります。
無理に強くこすらず、できる範囲でやさしく清掃してください。
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● 頭を高くして安静にする
横になると血流が増え、痛みが強くなることがあります。
クッションなどで頭を高く保ちましょう。
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※これらを試しても痛みが強い場合や不安がある場合は、我慢せずご相談ください。ご予約状況によっては、早めにご案内できる場合もあります。
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■やってはいけないNG行動
・激しい運動や長時間の入浴
・アルコールの摂取
・熱い飲食物や刺激物の摂取
👉 血流が増えることで炎症が強まり、痛みや腫れが悪化しやすくなります。
・喫煙
👉 血流が悪くなり、治りが遅くなる原因になります。
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■痛みが引いても安心できない理由
親知らずの痛みは
「良くなる → 再発 → 悪化」
を繰り返すことが多いです。
疲れやストレスで免疫が低下したり、磨き残しが増えることで再び炎症が起こりやすくなります。症状が進行すると、顔の腫れや強い痛みにつながることがあります。
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■歯医者に行くべきタイミング
以下に当てはまる場合は受診をおすすめします。
✔ 2日以上痛みが続く
✔ 腫れている
✔ 口が開きにくい
✔ 何度も繰り返す
👉 1つでも当てはまる場合は、早めの受診をおすすめします。
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■親知らずは抜歯が必要?
親知らずは必ず抜くわけではありません。
ただし
・横向きに生えている
・半分埋まっている
・炎症を繰り返す
・歯ブラシでの清掃が困難
このような場合は、抜歯が必要になることが多いです。
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よくある質問
Q. 抜歯は痛いですか?
A. 麻酔をするため、処置中の痛みはほとんどありません。
Q. すぐ抜いてもらえますか?
A. 炎症が強い場合は、先に炎症を落ち着かせてから抜歯することがあります。
また、難しい抜歯が予想される場合には、総合病院の歯科口腔外科へ紹介いたします。
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まとめ
親知らずの痛みは一時的に治まることもありますが、
多くの場合、原因が解決しているわけではありません。
違和感がある段階で受診することが、結果的に負担を減らします。
※ただし、生えかけによる一時的な痛み(萌出痛)は、
完全に生えきることで自然に治まることもあります。
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■ 親知らずの痛みでお困りの方へ
当院では
・必要がある場合にはCTによる精密検査
・痛みに配慮した治療
・抜いた親知らずを再利用し、歯を残す治療にも対応
を行っています。
来院当日に痛みを軽減できるケースも多くあります。
「抜いた方がいいのか分からない」という段階でも大丈夫です。
痛みが強い場合やお困りの際は、まずはお電話でご相談ください。
状態に応じて対応可能なお時間をご案内いたします。
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