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口腔がんは、早期に発見できれば90%以上の生存率が報告されています。
しかし発見が遅れるほど、その数字は大きく下がっていきます。
決して珍しいがんではなく、毎年約21,000人以上が口腔・咽頭がんと診断され、
命を落とす人が7,000人を超えています。【1】
それでも「まさか自分が」と思う方がほとんどではないでしょうか。
■早期発見で、これだけ変わる
口腔がんの5年生存率は60〜80%といわれています。
しかし初期がんの段階で発見・治療できれば、90%以上の生存率も報告されています。
逆に発見が遅れるほど、治療は大がかりになり、生存率も大きく下がります。
この差が、早期発見の重要性を物語っています。【1】
■「これは様子見でいいのか」——その判断が難しい
お口の中に気になる変化はありませんか。
次のような症状は、注意が必要なサインのことがあります。【1】
- 白い部分
- 赤い部分
- しこりや腫れ
- 2週間以上治らない口内炎
- 原因のはっきりしない出血
- 入れ歯が急に合わなくなった
- 原因不明の歯のぐらつき
こういった変化は、見た目だけでは判断が難しく、
自分では気づきにくいことも少なくありません。
明らかに怪しい病変であれば、専門医療機関に直接ご紹介します。
でも実際の診療では、「要観察だけど、専門機関を受診するほどかどうか…」
というグレーゾーンのケースも少なくありません。
そうしたときに、もう少し情報があれば判断しやすいと感じたこと。
また、通常の定期検診の一環として当院で調べられたら——
そのため当院では細胞診(擦過塗抹法)を取り入れています。
■細胞診とは——痛くない、いつもの診療の中で

お口の気になる部分を専用ブラシでやさしく擦り、細胞を採取します。
採取した細胞は専門の検査機関に送り、経験豊富な専門家が顕微鏡で詳しく診断します。

痛みはほとんどありません。注射や切除は不要です。
通常の診療の流れの中で受けられますので、わざわざ大きな病院に行く必要がなく、
時間的な負担も少なく済みます。
■気になったら、まず相談してください
「大げさかな」「口内炎だろう」——そう思って様子を見ているうちに、
変化に気づきにくくなることがあります。
痛みがない早期の段階では、ご自身では判断が難しいことも少なくありません。
気になるサインがあれば、一度状態を確認することも一つの方法です。
参考文献
1.財団法人がん研究振興財団「がんとどう向き合うか 口腔がん」/口腔がん撲滅委員会「口腔がん死亡率の現状」https://www.fpcr.or.jp/pdf/p21/oral.pdf







