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2026.06.17
お口の健康
牛乳とむし歯の関係

保護者の方から、

「牛乳はむし歯の原因になりますか」

という質問を受けることがあります。

結論から言うと、牛乳は比較的むし歯になりにくい飲み物です。

牛乳には乳糖という糖が含まれています。

乳糖も口の中の細菌によって利用され、歯を溶かす原因となる酸が作られます。しかし、砂糖(ショ糖)に比べると酸が作られにくく、むし歯のリスクは低いと考えられています。¹

牛乳にはカルシウムやリン、カゼインなどの成分が含まれており、口の中が酸性になるのを抑えたり、歯を守る働きがあると考えられています。¹⁴

そのため、牛乳は一般的に比較的むし歯になりにくい飲み物と考えられています。¹⁻²


加糖された乳製品は別に考える必要があります

一方で、コーヒー牛乳やフルーツ牛乳などには砂糖が加えられていることがあります。

このような飲み物では、牛乳そのものではなく、添加された糖によってむし歯のリスクが高くなる可能性があります。

牛乳以外にも、乳酸菌飲料や加糖ヨーグルトなど、糖質を多く含む乳製品では同様の注意が必要です。


フォローアップミルクはどうでしょうか

フォローアップミルクには乳糖のほか、デキストリンやオリゴ糖などさまざまな炭水化物が含まれています。

成分は製品によって異なるため、「フォローアップミルクはむし歯になる」「ならない」と一律に判断することはできません。

牛乳に比べて乳糖以外の炭水化物を含む製品もあるため、むし歯のリスクが高くなる可能性があります。

ただし、フォローアップミルクそのものが問題というより、飲み方が重要です。

特に寝る前や夜間に何度も飲んだり、哺乳瓶で長時間飲んだりすると、糖質が口の中に長く残ることになります。

さらに睡眠中は唾液の分泌量が減るため、口の中をきれいにする働きが弱くなります。その結果、糖質を栄養源として細菌が酸を作り続け、歯が溶けやすくなります。


就寝前の牛乳はどう考えればよいでしょうか

牛乳を就寝前に飲むこととむし歯との関係については、十分な研究結果がそろっていません。

水よりも歯に良いことを示した十分な根拠もありません。

現在の研究結果では、むし歯に絶対ならないとはいえないというのが実情です。

しかし、糖質を含む飲み物は口の中に長く残ることで、むし歯のリスクになり得ます。牛乳にも乳糖という糖質が含まれているため例外ではありません。

飲み物の種類だけでなく、飲み方や飲む頻度にも注意しましょう。


参考文献

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